〇皮膚線維芽細胞移植治療用の線維芽細胞の培養・保管を行うバイオベンチャー
〇RDクリニックと提携し、10,000例以上の細胞提供実績を有する(2019年現在)
〇再生医療支援コンサルティングサービスも提供
【会社情報】
会社名 | 株式会社セルバンク CellBank Corp. |
所在地 | 東京都中央区勝どき1丁目13-1イヌイビル・カチドキ 3F |
代表者 | 代表取締役 北條元治 |
設立 | 2004年6月10日 |
上場 | 非上場 |
【会社概要】
アンチエイジング/美容再生医療を対象とした皮膚真皮線維芽細胞の製造と細胞保管を行うバイオベンチャーです。RDクリニックと提携し、患者皮膚組織から線維芽細胞を抽出・培養し、増殖させた後に移植用細胞として提供および保管を行っています。2019年現在、のべ10,000例以上の提供実績があります。
【企業理念/ミッション】
【事業内容】
真皮線維芽細胞製造
自家真皮線維芽細胞移植治療用の細胞の製造培養を行っています。
①真皮線維芽細胞治療
〇皮膚アンチエイジング
皮膚のアンチエイジング治療として、患者自身から採取した真皮線維芽細胞を大量に増殖させた後に、皮膚真皮層に注入する治療です。皮膚真皮中の線維芽細胞は、加齢や紫外線といったストレスとともに減少するとともに、真皮の構成成分であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった弾力性タンパクの分泌の機能が低下し、その結果、皮膚のしわやたるみが起こります。
そこで、培養し増殖させた線維芽細胞を注入することで、線維芽細胞の数を回復させることで、皮膚のしわやハリを改善させ、若返り効果を得ます。 この治療法はIsolgen社(米国;現Fibrocell Science社)により開発された治療法で、FDAの第3相臨床試験が終了し、安全性及び有効性が確認されています。
またセルバンク社では細胞保管サービスも行っており、若い頃に採取した線維芽細胞を-196℃下で保管し、必要に応じて培養を再開することで、自分自身の若い頃の活性の高い細胞を用いて治療することが可能です。
セルバンク社は、同社の北條社長が医師として勤めるRDクリニックと提携し、同クリニックで採取した数mm程度の皮膚片から線維芽細胞を採取・培養後、移植用細胞として提供および保管を行っています。これまで、のべ10,000例以上の提供実績があります(2019年現在)。
〇AGA治療
同クリニックは男性型脱毛症(AGA)を対象に、線維芽細胞の頭皮真皮層への移植治療を行っています。頭皮真皮層が再生され血流が改善することで、ミノキシジルと同様のメカニズムで脱毛が改善されることが期待されます。
〇脂肪由来幹細胞
2020年12月より脂肪由来幹細胞の受託培養事業の開始を予定しており、同業他社の1/4の低価格での展開を計画しています。(参照元:日刊工業新聞 2020年9月23日付 『セルバンク、脂肪由来幹細胞に進出 低価格培養受託』)
②細胞培養センター
セルバンク社の細胞培養センターは、2019年11月に特定細胞加工物製造許可を取得しています(施設番号:FA3150017)。同施設は同社専用に開発されたコンピュータシステムにより運用されています。
③再生医療支援事業
医療機関に対して、再生医療の実施に必要な技術・ノウハウ、施設、資材、専門技術者等を提供し、細胞医療の導入をサポートするコンサルティングービスを行っています。
※株式会社セルバンク様の許可を得て、企業ロゴおよびウェブサイト画像を使用しています。