再生医療ベンチャー

再生医療ベンチャー#32 ステムセル研究所

更新日:

〇5万件以上の臍帯血を保管する、民間最大の臍帯血バンク(シェア約99%)

〇特定細胞加工物製造許可に加え、ISO9001および米国血液バンク協会(AABB)の認証を取得

〇保管した臍帯血を用いて、白血病,脳神経障害等16件の治療実績

会社名 株式会社ステムセル研究所
StemCell Institute Inc.
所在地 本社:東京都港区新橋5丁目22番10号 松岡田村町ビル 2階
細胞処理センター:東京都港区新橋5丁目22番10号 松岡田村町ビル 1階
細胞保管センター:神奈川県横浜市緑区白山1丁目18番2号 ジャーマンインダストリーパーク
代表者 代表取締役社長 清水崇文
設立 1999年8月5日
上場 非上場

【会社概要】

国内最大の民間臍帯血バンクで、国内の民間臍帯血バンクの約99%のシェアを占めています。ISO9001および米国血液バンク協会(AABB)の認証を取得した細胞加工/保管施設において、5万件以上の臍帯血を保管しています。これまでに、同社の保管臍帯血を用いて、白血病,脳神経障害等16件の治療実績があります。(2019年11月現在)

【事業内容】

臍帯血バンク

国内初、かつ国内最大の民間臍帯血バンクです。公的な臍帯血バンクと違い寄付ではなく、本人もしくはその家族の使用を目的とする保管となります。2019年11月現在、2,000近くの医療施設と提携し、5万件以上の臍帯血を保管しており、国内の臍帯血バンクの約99%のシェアを占めています。また、公的、民間を合わせた日本の臍帯血バンクとして初めて、米国の臍帯血協会に加盟しています。

同社の細胞加工施設は、特定細胞加工物製造許可(施設番号:FA3150022)をはじめ、ISO9001および米国血液バンク協会(AABB)の認証も取得しています。

臍帯血による治療

臍帯血は臍帯(いわゆるへその緒)と胎盤に含まれる胎児由来の血液で、造血幹細胞や間葉系幹細胞などを含むことが知られています。特に造血幹細胞を豊富に含むため、白血病や再生不良性貧血などの治療に利用されることが多く、日本では、年間1,200-1,300件の臍帯血移植治療が行われています。

①ステムセル研究所保管臍帯血による治療実績

ステムセル研究所に保管された臍帯血を用いた治療としては、白血病(神戸の医療施設)や脳神経障害(米Duke大学)など、2019年11月現在、16例の実績があります。

また近年、血液系疾患以外に脳神経系疾患の治療研究が国内外で増えてきており、高知大学医学部において、ステムセル研究所に保管されている臍帯血を用いた「小児脳性麻痺など脳障害に対する自家臍帯血単核球細胞輸血」の臨床研究が2017年より行われています。

②海外での臍帯血移植研究状況

脳神経系疾患の治療について、海外では主に下表のような臨床試験が行われており、これらの試験が順調に進めば、今後臍帯血の重要性がますます高くなると考えられます。

対象疾患 自家/他家 フェーズ
アメリカ 虚血性脳卒中 他家 第I相
アメリカ 脳性麻痺 他家 第I相
アメリカ 低酸素性虚血性脳症 自家 第II相
アメリカ 自閉症スペクトラム 自家/他家 第II相
アメリカ 低酸素性虚血性脳症(重度) 自家 第II相
フランス 低酸素性虚血性脳症 自家 第I/II相
韓国 脳性麻痺 自家 第II相
台湾 急性虚血性脳卒中 他家 第I相
中国 新生児脳症 自家 第I/II相

(出典:株式会社ステムセル研究所 ウェブサイトより改変 )

『さい帯血情報』

同社のウェブサイトには、『さい帯血情報』のコーナーが設けられています。ここでは、臍帯血を用いた治療研究の情報や、同社で保管した臍帯血を用いた治療を受けた患者家族からの声など、臍帯血に関する情報が随時掲載されています。

関連企業/機関

同社は2013年9月より、日本トリムのグループ会社となっています。また2018-2019年に東京大学医科学研究所附属病院と共同研究を行っていました。同じく日本トリムのグループ会社で、東京大学医科学研究所と共同研究を行っている再生医療ベンチャーとして、臍帯由来間葉系幹細胞の治療開発をしているヒューマンライフコード社があります。

 

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