再生医療ベンチャー

再生医療ベンチャー#1 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)

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〇3次元培養表皮/角膜モデルによる研究開発支援事業も展開

〇自家培養表皮ジェイスと自家培養軟骨ジャックの2つの再生医療等製品が主力。自家培養角膜上皮を申請中。

〇2014年より富士フィルムグループ

【会社概要】

細胞シート作製技術をコア技術として、2つの再生医療等製品、自家培養表皮ジェイスと自家培養軟骨ジャックを製造・販売しており、3つ目として自家培養角膜上皮の製造販売承認申請中です(2019年8月現在)。またこれらの培養技術を応用し、動物試験代替可能な研究開発支援製品として、3次元培養表皮モデルLabCyteエピモデル、3次元培養角膜上皮モデルLabCyte角膜モデルの製造、販売も行っています。さらに、自社の設備・ノウハウを生かした細胞製造受託や開発支援サービスも手掛けています。

会社名 株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
Japan Tissue Engineering Co., Ltd.
略称:J-TEC(ジェイテック)
所在地 愛知県蒲郡市三谷北通6丁目209番地の1
代表者 代表取締役 会長執行役員 畠 賢一郎
代表取締役 社長執行役員 秋山 雅孝
設立 1999年2月1日
上場 2007年12月21日 JASDAQ (7774)

2007年にJASDAQに上場を果たしており、また、2014年より富士フィルムグループとなっています。

【事業内容】

再生医療製品

①自家培養表皮ジェイス

“再生医療の父”とも呼ばれ、培養表皮シートの作製、自家移植方法を確立したハーバード大医学部のHoward Green教授の培養技術を基に製品化した、自家培養表皮シートです。

2007年に日本初の再生医療等製品として、重傷熱傷を対象に承認されました(2009年に保険適用)。その後、2016年に先天性巨大色素性母斑(同年保険適用)、2018年に表皮水疱症(2019年保険適用)へと対象が拡大されています。

また、ジェイスとは別に、メラノサイト(色素細胞)を含む自家培養表皮も開発しており、2019年現在、白斑を対象とした治験が計画されています。

②自家培養軟骨ジャック

広島大学医学部の越智光夫教授が開発した自家培養軟骨移植術を基に製品化した、自家培養軟骨です。

2012年に、ジェイスに続き国内2つめの再生医療等製品として、膝関節の外傷性軟骨欠損症と離断性骨軟骨炎(変形性膝関節症を除く)を対象に承認されました(2013年に保険適用)。

またひざの再生医療の情報サイト再生医療ナビが同社により運営されています。

③自家培養角膜上皮

イタリア モデナ大学ののGraziella Pellegrini教授とMichele De Luca教授、大阪大学の西田幸二教授らの角膜培養技術を導入して開発した、自家培養角膜上皮です。

患者自身の角膜組織より角膜上皮幹細胞を採取し培養したもので、2019年3月に角膜上皮幹細胞疲弊症の治療を目的とした製造販売承認申請を行っています。承認されれば、国内初の眼科領域での再生医療等製品となります。

研究開発支援

実験動物を用いた安全性試験の代替材料として使用することができる、表皮細胞と角膜上皮細胞の3次元培養モデルを販売しています。

①ヒト3次元培養表皮LabCyte エピモデル

化粧品や化学物質等の皮膚に対する毒性や刺激性試験のための皮膚モデルです。本モデルを用いた皮膚刺激性試験法は、経済協力開発機構テストガイドライン(OEGD TG 439)に収載されています。

②ヒト3次元培養角膜上皮LabCyte 角膜モデル

目薬、日用品、化学物質等の眼に対する安全性試験のための角膜上皮モデルです。本モデルを用いた眼刺激性試験法は、済協力開発機構テストガイドライン(OEGD TG 492)に収載されています。

細胞培養センター

同社は、医薬品医療機器等法(改正薬事法/薬機法)の基準を満たす製造設備を有しています。また、2014年の再生医療等安全性確保法(再生医療新法)の施行に伴い、2015年10月に特定細胞加工物製造許可を取得しています。本施設で再生医療等製品の製造や、受託製造を行っています。

 

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